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2010
08.01

歴史の活力 (文春文庫)

歴史の活力 (文春文庫)
宮城谷 昌光
文藝春秋
売り上げランキング: 173284
おすすめ度の平均: 4.0
4 中国の歴史や古典に学ぶリーダー
4 宮城谷の本


いろんな時代の主に中国のリーダーを現代(よりちょっと前か)のリーダーに当てはめて解説している。
難しいことは何も言ってない。章立てで少しずつ色んな人を取り上げて解説しているので、とても読みやすい本である。
それを実際に行うのは難しいのかもしれないけども。

といっても、ただそれだけを目的として読んでも面白くない。
普通に生きていく上でも考えさせられることがたくさんある。

そして、随処で、歴史とは何か、歴史を現代に生かすというのはどういうことかというのが語られている。

 すぐれた情報の受けとり手とは、そうした情報を自分の生き方に--創造し生産する作業に--いかせる人をいう。単なる語部でおわらない人をいう。たとえば、キリストや孔子があれほど偉大でありうるのは、かれらの弟子たちの伝達方法がすぐれていたためであることも、みのがしてはならない。
 歴史一つでも、それだけのことを考えさせてくれるのである。歴史はねむっている。が、そのねむりは現代人にとって公平なものである。
 それなのに、歴史にまったく興味のない人、歴史をきばらしやなぐさみの対象とする人、歴史を情報の宝庫と考える人、などがいる。もうそれだけでも、現代社会でのその人の在り方は見当がつこうというものである。

P.224 15 観察篇より


ただ、歴史を伝えていくだけでなく、そこから何か考えないと意味がないのだ。

そして、それ以上に感銘を受けた部分がある。

 筆者なんぞは、文を書くのに、よく漢字をつかうので、むかし立原正秋から、叱られたものだ。
「漢字は、どうしても、ここにおかねばならないというときに、つかうものだ」と、いわれた。沈約の「三易」も、文章で、なかなかはたせないでいる。
 それはともかく、ビジネスの世界でも、わかりやすことは、大切なことである。

P196 12 哲理篇


相手に何か伝える場合には、わかりやすくしないといけない。
もし、相手が理解できていなければ、説明のしかたが悪いのだ。

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